徒然なる日々の栄光

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宇多田ヒカルという人

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孤独、正直、・・・・

 

2018年6月30日にNHKで放送されたSONGSスペシャルという宇多田ヒカルを特集したテレビを見ました。

 

たまに聴いてはいましたが、私はこれまで彼女を才能ある若いミュージシャンの一人としか意識していませんでした。しかし、ちょっと見方が変わりました。

 

彼女の独特な歌詞。昔は小説家も考えたこともあるそうです。小田和正さんや、いきものがかりの水野良樹さんが彼女の歌詞を評価していましたが、その中で水野さんが孤独を感じると言うのです。

 

番組内で紹介された彼女自身の生い立ち。海外で転居を繰り返したり、両親が離婚したりと不安定な環境の中で育ったため、彼女の心には孤独が多かったのだろうと容易に想像できます。

 

彼女は自分と一人のリスナーをつなぐ曲を作っていると言います。グループに属したことがなく、属したいとも思わない彼女の姿勢が反映されているようです。彼女が考えるリスナーは「誰かを対象にしていて、それが50年後でも50年前でも良い」と言っていました。50年後の誰かの意味は分かるのですが、50年前の誰か、とはどういうことなのでしょう?番組内ではそれ以上の詳しい説明はありませんでした。50年前の人は今の彼女の音楽は聴けないはずです。50年前に生まれた人が、今、彼女の音楽を聴くということなのでしょうか。

 

彼女は作品を作る際に、本当にこれで良いのか、自分に正直に問いただすそうです。限られた時間のなかで、自分のやりたいことを貫く姿勢に感銘を受けました。流されない心。

 

ふと思うのです。

 

彼女はもっと愛されたかったのではないかと。その一方で、今が困難な状況でも、何が幸せで不幸かはわからないと言う宮沢賢治の銀河鉄道の夜の一節が紹介されます。おそらく、文学作品を通して、幼少期の不幸を不幸と深刻に捉えることがなかったことが、現在の音楽的な成功につながっているように感じます。精神的な成熟が早かったのでしょう。

 

色々と考えさせられる良い番組でした。また聴き直してみたいですね。

 

 

 

 

 

 

クレジットカードが無くなる未来?

早速ですが、面白いニュースを見ました。生体認証でATMを利用することもできる時代ですから、当然といえば当然かもしれませんが、カードが減るのは嬉しいかもしれませんね。こんなライトな感じでブログを書いていくつもりです(笑)。

 

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