有名なマリーナベイサンズは豪華絢爛!しかし、従業員のホスピタリティに少々難ありで価格には見合わない
つれづれです。
シンガポールの宿として、船がホテルに乗っかったような形のホテルで有名なマリーナベイサンズに一泊してみました。
予約はブッキングドットコムを利用しました。
予約したのはデラックスルームで、料金は税・サービス料込みで54,000円ほどでした。
チェックイン
英語の挨拶の後に、パスポートを見せて予約の確認をしてもらいました。日本ですと名前を口頭で言えば、予約を確認してもらえるのですが、海外だと通じないですよね。スペルが分からないと検索もできませんから仕方ないとは思います。隣の欧米人もパスポートを提示していました。
その後、ブッキングドットコムの予約番号を求められました。こういう場合、予約してEmailで送られてくる予約書を携帯しておくと便利ですね。予約書を持ち合わせていあかった私は、慌ててスマホの画面を提示しました。危なかったです。
現金かクレジットカードのデポジットを要求されましたので、クレジットカードを利用しました。その後、部屋の位置と朝食はフロントがあるこの階にあると口頭で教えられました。
一応、マリーナベイサンズでは日本語の対応もしてくれるはずなのですが、私の場合、全く登場しなかったです。お願いしないとダメなのかもしれません。
部屋
マリーナベイサンズの部屋は3つのタワーに分かれています。タクシーが横付けされるロータリーに近い順に、タワー1、タワー2、タワー3になっています。それぞれのタワーには6基の大きなエレベーターがあり、部屋のカードキーをエレベータ内でタッチして、階を押すと反応するようになっています。
さて、部屋に入室するとカーテンが自動でオープンになって、外が見えるようになっています。景色をまず味わってください、というような仕掛けですね。確かに景色は良かったです。
空調ばっちり効いていて涼しいです。これはホテル全体でも言えることでした。
ベッドは寝心地は良かったのですが、足側に小さいため、足が外に出てしまいそうな感覚になりました。ちなみに私の身長は日本人の平均的な身長です。
トイレ、洗面所、シャワーが並んで位置していました。一人ならともかく、二人の場合、トイレやシャワー中もオープンな感じになるようです(笑)。
アメニティは充実している方だと思いました。裁縫道具などもあるのは面白いなと思いました。一方で、カミソリは無かったです。珍しいですね。
問題はシャワーでした。固定式のシャワーなので、もともと使いづらいのですが、流量が少なくて、しかも温度があまり上がらないのです。温度があまり上がらないのは許せるとしても、固定式のシャワーで流量が少ないと悲惨です。信じられません。
インフィニティプール
有名なプールですね。最上階にあり、カードキーをタッチして通過するゲートに係員がいます。
私も朝に行ってみたのですが、意外と肌寒かったです。一応、温水のジャグジーもあり、寒いときはジャグジーを利用するのも良いかもしれないですね。プールサイドのベッドにいるとスタッフのお姉さんが寄ってきて、何か食べ物や飲物を頼まないか聞いてきました。もちろん有料です。私は朝食前にプールに行ったので、特に頼みませんでした。
気になったのは、結構塩素が強めということと、チェックイン時や部屋にプールの説明が一切無かったことでした。
カジノ
マリーナベイサンズには禁煙と喫煙可の2箇所のカジノがあります。喫煙可のカジノの一つ上の階に上がると禁煙のカジノがあります。禁煙のカジノから下を眺めると、圧倒的に喫煙可のカジノが大きいことが分かりました。また、カジノに入るときにはパスポートの提示が必要でした。
カジノで両替もできましたがレートが悪いので、あまりお薦めできません。私はブラックジャックして少し損を出して終わりにしました。儲けようと思ってはダメですから、遊び感覚ですね。
私はあまりカジノ経験がないのですが、お金をチップに換える方法やカードゲームのやり方など、カジノの遊び方の案内が全くないのが気になりました。
私の場合、ブラックジャックはルールは一応分かっていたのですが、テーブルでのジェスチャーがよく分からなかったので、スマホで調べてからテーブルに加わりました。
朝食
RISEというブッフェレストランを利用しました。少し列が出来ていましたが、一人のため割とすぐにカウンターの席に通されました。この際に、名前と部屋番号を伝える必要がありました。
レストランは広くて、食べ物の種類も豊富でした。しかも大変美味しい。特に、アジアン料理、パンがお薦めです。フルーツも新鮮で申し分ありません。
ただ、席についてからコーヒーか紅茶を頼めるのですが、私が頼んだ紅茶が出過ぎで渋かったです。また、従業員の態度がそれほどウェルカムではなかったのがいまいちでした。笑顔が少ないんですよね。
チェックアウト
列が少しできていて、係員からクレジットカードのデポジットがあれば、チェックアウトは必要ないと言われました。ただ、私はホテル料金が免税になると勘違いしていたので、その旨を伝えて順番を待ちました。しかし、後で空港でホテルの料金は免税にならないことを聞きました。私のチェックが甘かったのですが、この点をはっきりと伝えてもらえれば、エクスプレスチェックアウトを利用していたでしょう。
その他
タクシー乗り場へ行く通路が狭かったです。スーツケースをチェックイン前・アウト後に預ける倉庫の場所の従業員(受付ではありません)は、ペットボトルの水をあおり、雑談しているなど、お世辞にも超高級ホテルの従業員の態度とは言えないものでした。せめて見えないようにしてもらいたいですね。
総評
話題のホテルであり、シンガポールに来たら一度は訪れてみるのは良いと思います。ブランド物のショップも数多く、私はあまり興味がないのですが、ブランド物の買い物が好きな人には向いていると思います。しかし、従業員の態度からみて、高額の宿泊費を支払うのに、あまりふわしい超高級ホテルではないと感じました。ホテルの設備や建物自体のホスピタリティは高いのですが、従業員が醸し出すホスピタリティが低いのです。後述する予定のクラウンプラザチャンギエアポートの方がトータルバランスとしては優れている気がしました。ただ、高ければ良いホテルだというわけではないと思います。
ホテルレーティング: 6/10
基準)料金、受付、部屋、レストラン、アクセス、周囲の環境につ