ANAのプレミアムクラスで行く成田ー沖縄の旅 〜SFC取得を目指して〜
つれづれです。
今回はANAのSFC取得を目指して、成田―沖縄の様子を不定期ながら今後数回お届けしたいと思います。
そもそも、なぜSFC取得に成田ー沖縄路線?
成田が近くに位置していることや、プレミアムポイント(PP)の貯まるスピードと航空券代金のバランスが良かったので、この路線を選びました。
成田ー沖縄路線でお得なのはプレミアム旅割28で、PPは往復5720ポイントになります。ちなみに羽田ー沖縄路線も同じポイントです。
しかし、成田発の方が羽田発よりも航空券代が安いのです。幅はありますが、土日の往復料金は羽田発が80000円~90000円で、成田発では52000円~60000円です。
成田−沖縄便数が1日1便ということを考えると、それはそれで不便なのですが、羽田よりも都心から遠いこともあってか、お値段的にはお得になっています。
PPあたりの費用は、9.09~10.49円/PPくらいになります。「まぁ、悪くない」、というレベルですが、ポイントのたまり方は早いと思います。単純計算で9往復でプラチナ達成です。半年もあれば十分可能な往復数ですね。
調べてみると意外ですが、旅割でもPPは1476ポイントに下がるものの、旅割75で便を選べば航空券代が9000円くらいですから、PPあたりの費用は6.09円/PPと、かなりお得です。往復では、2952PPで航空券代が23000円くらいです。
ですが、回数と時間がかかることや、空港までの交通費、お得になる便ですと場合によっては時間帯が遅いので宿泊が必要になりますから、その分の費用がかさんでしまいます。単純計算では17往復ですね・・・・。一応、予定が組めれば有り、でしょうか。
この路線の選定に参考にしたのはやじり鳥さんの記事です。詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
なお、搭乗クラスは積算率125%のプレミアム旅割28がメインですが、予約できなかった場合には、航空券代が割高になるため、普通席の旅割で予約しています。
また、成田―沖縄の直行便のプレミアムクラス旅割28が満席でも、成田―福岡―沖縄というように、経由便のプレミアムクラス旅割28が空いている場合には、経由便を利用することにしました。
そして、今回は福岡を経由して沖縄に行きました。
成田空港まで空港行きバスを利用
さて、成田空港までは自家用車でも良いのですが、今回は空港行きのバスを利用しました。朝早かったのですが、席はほぼ満席でした。外人も多かったです。
成田空港ではANAは第一ターミナルになりますから、バスも第一ターミナルで降りることになります。
チェックインからANAラウンジ利用と搭乗まで
バスの到着階は第一ターミナルの国際線出発口である4階でしたので、1階までエレベーターで降りる必要がありました。
エレベーターを降りるとANA国内線のチェックインです。プレミアムクラスでは、専用の受付がありますので、そちらでチェックインを済ませました。私の場合、手荷物を預けたかったので、窓口でチェックインしました。チェックインも大変丁寧でした。
チェックイン後は、すぐ左にANAラウンジがあり、早速利用してみました。ANAラウンジを利用するのは初めてですので、なんだか嬉しいですね。受付は女性2名で、こちらも笑顔で迎えて頂きました。
中に入ってみると、いやぁ、広いですね。早朝で人が少なかったので、気兼ねなく写真を何枚か撮ることができました。
とても落ち着いた空間で心地よいBGMが流れており、インテリアもセンスよく、上質な演出がなされていました。
食事では、サイズは小さめですがサケと梅のおにぎり、2種類のパンなどの食事が並んでいました。
他には、ビールなどのアルコールを含むドリンクが用意されていました。
私はおにぎり2つとチーズのパン、そして野菜ジュースを頂きました。おにぎりの塩加減もちょうど良く、パンのチーズの風味も良かったです。野菜ジュースもおいしかったです。
後で気がついたのですが、このラウンジはシャワーも完備していました。シャワーの部屋が6部屋はあったと思います。機会があれば利用してみたいですね。
成田空港のパンフレットを見ますと、国内線の出発ラウンジと同時に国際線の到着ラウンジでもあるため、贅沢な作りになっていると思われます。
保安検査場はANAラウンジからエスカレーターで1F上がったところにあり、検査もスムーズでした。
飛行機への搭乗はバスを利用します。まだ寒い季節なので、マフラーなどの防寒着は必要ですね。手荷物で持っていて良かったです。
行きの成田ー福岡ANA機内にて
プレミアムクラスのシートはまあまあでしょうか。少し古い感じがしました。シートの作りは、先日中部国際空港―バンコクで利用したJALのビジネスクラスの方が快適でした。まぁ、国内線と国際線とを比較するのは、やや酷といったところでしょう。
それでも、130度までリクライニング可能で、レッグレストやフットレストがあることは素晴らしいと言えるでしょう。また、肘掛けが隣と完全に分離していて、不要な争いを避けられるのも良い点ですね。
少し困ったのが手荷物の置き場所でした。通常であれば、前席の下に入れるのですが、それができないのです。結局、空いていた隣の席にシートベルトで留めてもらいました(笑)。上の棚でも良かったのですけどね。
アメニティはスリッパくらいです。一応、スナックももらえます。
食事については、軽食が用意されました。サンドイッチ主体なのですが、すべて高い完成度でした。味もとても美味しく、特にチーズケーキ(写真左上)の食感とまろやかな味付けがたまりません。初めは普通の卵料理かと思って食べてから、びっくりしました(笑)。
一方、スープがいまいちでした。メニューにあるパンプキンスープは品切れで、キノコのポタージュを頂き、さらにCAの勧めでオニオンスープも頂きました。
両方とも熱々なのは良かったのですが、塩味がややきついです。味にも深みはなく、煮込み過ぎのような雑味が口の中に広がります。まだキノコのポタージュの方が美味しいのですが、オニオンスープは全部飲めませんでした。
その後、ブラッドオレンジジュースを頂きましたが、そちらはすっきりとした味わいで、とても美味しく頂きました。
ドリンクではアルコールも選べます。私は前回のバンコク行きのJAL便で調子にのってアルコール飲んで悪酔いしたので、飛行機内でのアルコールは避けることにしました。揺れが良くなかったのでしょうか・・・。
経由地の福岡空港にて
今回は成田ー福岡ー沖縄路線を利用しましたので、福岡空港の様子もお伝えしたいと思います。
通常の保安検査場の向かって左側にANAの上級会員やプレミアムクラス搭乗者用の保安検査場がありました。ちょっと陰になっているような場所だったので分かりにくかったです。
ANAラウンジは、その保安検査場を抜けたすぐ左側にあります。他に4番搭乗口付近にも、もう一つANAラウンジがありますが、行きはこの近くのラウンジを利用しました。
成田とは異なり、ビジネスマンや観光客で混雑していました。写真を撮るのも難しかったです。薄暗いところと明るいところなど分かれていました。広さでいえば、成田空港のラウンジの方が広かったです。
こちらでは牛乳を頂きました。ANAラウンジの牛乳は美味しいですね。コクがあって、嫌なにおいもせず、私はとても気に入りました。保安検査場に入る前に買った、どらきんぐ生を、ラウンジの牛乳と一緒に食べたら、とても幸せな気持ちになりました。
このどら焼きは生ですので、もっちりとした皮の食感に、生クリームのコクとイチゴのあまおうの甘みと酸味がうまくマッチしていて、大変美味しかったです。ただ、値段が1個410円ですから、高いお菓子でした。自分へのご褒美や贈答品におすすめですね。
この福岡のANAラウンジで気になったことは、テーブルやシートの清掃があまりなされていないことでした。近くに座った人は自分でテーブルを拭いていましたし、隣の席のシートも食べカスで汚れていました。もう少しラウンジの環境整備をしても良いように感じました。ちょっと残念ですね。
行きの福岡ー沖縄便の機内にて
行きと違う機体で、こちらの方が大きい機体でした。シートも新しいのか、きれいでした。こちらのシートも快適に過ごすことができました。
そして、手荷物を前席の下に入れられたのが良かったです(笑)。
食事は軽食とお菓子の2箱でした。いやぁ、ANAの食事は美味しいですね。KIHACHIのお菓子も美味しく頂きました。一緒に頂いたダージリンティーとよく合っていました。
帰りの那覇空港のANAラウンジ
ANAの受付で荷物を預けた後、通常の保安検査場を利用しました。那覇空港ではプレミアムクラス専用の保安検査場はありません。確かに、それほど混雑しないのでしょう。
飛行機が遅延していましたので、立ち寄る時間ができました。場所は搭乗口付近ですから、近くて便利です。
中は少し手狭ですね。受付の方も一人でした。まだ朝の時間帯でしたが、食事の提供はありませんでした。アルコールでは泡盛がありました。
ここでは、お気に入りのミルクをまた頂きました。
狭くても空いているようなので、その点は良いように感じました。やっぱり成田空港のANAラウンジが良かったですね。
それにしても福岡空港は飛行機の渋滞が激しいですね。行きもそうでしたが、なかなか着陸できませんし、沖縄行きの離陸も待たされました。帰りの福岡便も福岡から来るはずですから、遅延もうなずけます。訪日客の増加が原因なのでしょうか。
帰りの沖縄ー福岡便の機内にて
食事は巻き寿司主体だったのですが、個人的にはいまいちでした。
それでも北海道産鮭のちゃんちゃん汁は美味しかったです。鮭は風味もよく食感もしっかりありました。
帰りの福岡空港のANAラウンジ
乗り継ぎの時間が行きよりは少なかったのですが、行きとは別のラウンジにちょっと寄ってみました。そうそう行けないところですので(笑)。
入ってみると・・・、ほとんど人がいません。確かに保安検査場からかなり遠くにありますから、わざわざここまで来る人が少ないのでしょう。
ドリンク類はもう一つのラウンジと同じですね。食事の提供はやはりありません。おつまみ系があるくらいでした。
せっかくなので、ここではトマトジュースを頂きました。結構美味しかったです。
遠くにあるラウンジですが、静かで空いていますし、落ち着くには良いと思います。
帰りの福岡ー成田便の機内にて
食事は行きの福岡ー沖縄便とほぼ同じでした。お菓子の内容が一部異なるだけでした。やはり美味しいですね。ドリンクでは季節限定?のかぼすジュース(写真右上)を頂きました。このジュース美味しいですね。オススメです。
まとめ
今回の旅では、プレミアムクラスでしたので機内でも空港ラウンジでも快適に過ごすことができました。
エアラインのラウンジでも、国内線のラウンジは国際線に比べて貧相と言われますが、成田は国際線とも共用なので豪華です。発着時間、路線、便数の制限などはありますが、早くSFCを取得して国内線の利用でも積極的に成田を使いたくなりました。