クレジットカード不要のETCカード:法人ETCカードとは?
つれづれです。私も最近知ったのですが、クレジットカードがなくてもETCカードって作れるんですね。ただし、法人と個人事業主限定なのですが。今回はこちらについて述べたいと思います。
クレジット機能無しの法人ETCカード
クレジット機能無しの法人ETCカードは2種類あり、高速情報協同組合が発行している「法人ETCカード」と、高速情報協同組合を仲介してNEXCO(日本高速道路株式会社)が発行している「ETCコーポレートカード」があります。
通常、サラリーマンの方などはクレジットカードを申し込むときに、ETCカードなどもおまけで申し込むことがあるかと思います。
しかし、このクレジット機能無しの法人ETCカードは、ETCカードの発行だけを申し込む形になります。
これは起業したばかりなどの信用力が少ない法人や個人事業主向けのETCカードで、審査もクレジットカードより緩くなっているようです。ETC普及が国の施策なのですから、それも頷ける話ですね。
でも、クレジット機能がないのにどうやって料金を支払うの?
口座振替です。どちらのカードも月末締め翌月20日頃に請求書発行、翌々月5日に口座振替になっています。
ズバリお得!ポイント
で、何がお得かといえば各種の割引などですが、ちょっと複雑なので以下にまとめます。
「法人ETCカード」と「ETCコーポレートカード」共通でお得なポイント
- クレジットカードがなくても作れる
- 従業員に高速代の現金を渡さなくてよい(立て替えてもらわなくてよい)
- 利用明細が出るので経理の都合がよい
- 従業員に高速道路の料金以外に使われる心配がない
- 平日朝夕、深夜、休日割引がある(↓画像:http://www.kousoku-j.jp/card/より)
「法人ETCカード」だけお得なポイント
- レンタカーなど、どの車でも使用できる
- 登録した車の台数×4枚のカードを発行してくれる
「ETCコーポレートカード」だけお得なポイント
- 「大口・多頻度割引」が利用可能(首都高、阪神高速の月額利用料金に応じて、10〜20%オフ)
注意点!
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「法人ETCカード」
- 請求書作成、信販会社への立替保証などに伴い、毎月の走行金額の5%が手数料として徴収されます。
- 出資金(脱退時返金)10,000円/1社、カード発行手数料540円(税込)/1枚、取扱手数料540円(税込)/1枚(年1回)が必要。
- ETCマイレージサービスは組合管理となり、毎月の走行金額の8%を手数料として支払う。
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「ETCコーポレートカード」
- 出資金(脱退時返金)10,000円/1社カード発行手数料 617円(税込)/1枚、カード取扱手数料 617円(税込)/年1回が必要。
- マイレージサービスを利用できない
まとめ
- 首都高、阪神高速の利用が多いなら「ETCコーポレートカード」
- そうでなければ、「法人ETCカード」 がオススメです。
わずかな経費がかかりますが、それを考慮しても使わないのは明らかに損ですね。すぐに元は取れますから。
ちなみに、平日朝夕、深夜、休日割引は個人でも受けられますが、「大口・多頻度割引」は個人では受けられないですね。仕方ありませんが・・・。
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